キャバクラで働く以上、必ずついてまわるノルマ制度。
同伴が週に1回以上、出勤日数が週に3回以上など、どのキャバクラでも様々なノルマが設定されていることが通常です。
厳しいノルマから楽なノルマまで、店によってその水準は様々ですが、ノルマの厳しさに耐えきれず退職してしまう人が多いのも事実です。
キャバクラ嬢として働くために必ず知っておきたい「ノルマ」について、解説します。
キャバクラ嬢のノルマについて
まず、大前提としてキャバクラで働く以上、ノルマは必ず設定されます。
「ノルマ無し」と求人広告に記載してあったとしても、実際にはノルマがあるか、ノルマではないもののノルマに近い何かが設定されています。
ノルマではなく「目標」、ノルマ無しは最初の3ヶ月だけ、など。
ノルマ無しはキャバクラ求人の常套手段。
夜の仕事は嘘が蔓延しています。
ノルマがない店はあるの?
ノルマの設定されていないキャバクラ店もあります。
ただし、そのような店はチープな店か、地方・地域の外れにあるようなマイナー店舗で、それなりのキャバクラ店では何らかのノルマが必ずあります。
ノルマの種類
ノルマの種類は店によって様々ですが、その一例を紹介します。
出勤ノルマ
週に~日、月に~日と出勤しなければいけない日数のノルマ。
基本的に出勤の少ないアルバイトのキャバクラ嬢向けのノルマです。
出勤するだけであるため、よほどのいい加減さが無い限り容易にクリアが可能な、キャバクラ店での最低限のノルマ。
同伴ノルマ
同伴とは出勤前にお客と食事(お茶など)をしてから、一緒にお店に出勤する事をいいます。
同伴ノルマの平均はおおむね週に1回以上。
それなりにお客を持っているキャバクラ嬢ならクリアしやすいノルマですが、指名客のいない新人の場合はなかなか苦労するノルマです。
開店からお客が埋まる事で売上があがり、キャストも「同伴バック」として収入が増え、お客もキャストと親密になりやすいという、店にもキャストにもお客にもメリットがあります。
所詮、お客さんは金。
お客さんにメリットはあまりないかも、、
売上ノルマ
明確な売上のノルマになります。
月に~万円と定められ、指名客を多く持つベテランほど高くなり、新人にはあまり大きな数字は求められません。
イベントノルマ
キャバクラ店では毎月、少ない所でもクリスマスやハロウィンの時期には必ずイベントが開催されます。
イベント時には同伴+セット料金のチケットが売り出されるのですが、そのチケットの販売にもノルマが設定されます。
イベントが2日間あれば、週5出勤の嬢の場合、2~3枚がノルマです。
金額は概ね1万円から1万5千円ですが、お店のセット料金によって価格は異なります。
チケットは売るだけでいい
実は、例えチケットを使って来客が無くても、販売実績さえあれば問題ありません。
売れなかった時は
売れなかった分は罰金として、給料から天引きされます。
ノルマはなぜ設定されるのか
最低限の売上を上げるために、ノルマが設定されています。
仮にノルマが無かったとしたら、適当に時間をやり過ごして給料だけをもらう嬢が殆どになってしまいます。
そのような事態を避けるために、最低限の売上は確保できるようにノルマが設定されています。
ノルマをこなすだけでは大した売上にはなりませんが、ある一定のラインを設定することで、キャバクラ嬢としての適性を知らせる意味もあります。
ノルマさえクリアできない嬢は、そもそもこの業界に向いていないんじゃないですか。
ノルマがない店はあるのか
ノルマの設定されていないキャバクラ店もあります。
ただし、そのような店はチープな店か、地域の外れにあるようなマイナー店舗で、それなりのキャバクラ店では何らかのノルマが必ずあります。
ノルマのないキャスト
店公認のノルマの無いキャストもいます。
ただ、ノルマを免除されるのは黙っていても客を呼べるような有能な人限定で、普通に働いている限りはノルマは必ず設定されます。
ノルマは必ずあります。達成できなければ天引き罰金。
ノルマがないのはノルマが逆に売上の足を引っ張ってしまうような売れっ娘のみ。
ノルマがクリアできない場合
ノルマが達成できない場合はどうなるのか?お店が取る選択肢はいくつかあります。
罰金が給料から天引
ペナルティとして一番多いのは罰金制度です。
殆どの店が未達成者に対する罰金制度を採用しており、金額は1万円から2万円程度とそれほど高額な金額ではありませんが、地味に痛い金額が設定されるようです。
時給が下げられる
罰金とは違う形で時給を下げる店もあります。
下げられる金額幅は店の状況や嬢の態度・店での価値などにより様々です。
出勤調整
ノルマをクリアできない嬢に対して、意図的にシフトを減らして出勤制限を行う店もあります。
経営者からすると、売上につながらないキャバクラ嬢ほど無駄なものはないため、ある意味では仕方の無い事ともいえます。
成績がよほど酷い場合になると、罰金徴収や時給の減額と出勤調整を合わせて、事実上の退職勧告を行うこともあります。
シフトを削られて事実上のクビ。
そうなれば、察してほとんどが退職します。
ノルマのプレッシャー
高級店であったり、大衆店であったり、経営者や店の考え方によってノルマ設定の厳しさ・プレッシャーの強さは様々で、ノルマが達成できないキャストを怒鳴り散らす店長もいれば、なあなあなままでやり過ごす店長もいます。
厳しい店では、あまりのプレッシャーのキツさに鬱病になっています人もいます。
キャバクラ嬢とノルマは切っても切れない関係にあり、無理をして体を壊しては意味がありません。
ノルマや生活環境を含めて、自身に最適な店舗を探す努力は怠らないようにしましょう。