夜の仕事だけでなくても、昼の仕事でも人間関係に思い悩む人は少なくありません。
アクの強い人材が集うお水の世界であれば、なおさら気になるところでしょう。
キャバクラ嬢の人間模様はどのように蠢いているのか?
実際に取材で知り得た、現場の状況を紹介します。
トラブルが起きやすいシステム
ホストクラブや高級クラブでは、一度指名をすると指名替えができない永久指名制が採用されていますが、キャバクラは永久指名システムではありません。
店に来る度にお客が指名嬢を乗り換えても、何の問題もないのです。
それゆえに関係がギスギスしやすく、キャスト同士のトラブルも頻発します。
派閥
ベテランキャストを中心としたいくつかの派閥は、どこの店でも存在していると考えて良いでしょう。
派閥といっても、違う派閥の人を攻撃するわけではなく、相性のいい人達の集まり・グループといった方がわかりやすいかもしれません。
ヘルプは本指名と仲の良い人
基本的にヘルプは本指名のキャストと関係が良好な人が担当します。
キャスト同士の関係性は店のスタッフも熟知しているので、仲の悪いキャストを同席させることは、「キャストが足りていない」などよほどの事情がない限りありません。
いじめ
よくあるいじめの例としては、女性のいじめらしく無視が一番多い。
その他では、テーブルでの会話に入れないなど、仲間はずれにするようないじめが目立つようです。
・同じテーブルでも会話に入れない
・無理やりお酒を飲むように仕向ける
対策
まずは店のスタッフに相談して、対応してもらうのが最優先です。
それでも関係が改善しないのであれば、退店すればよいでしょう。
キャバクラは人の入れ替わりが激しい業界なので、他店への移籍も容易です。
あとは、売上さえ上げておけば、そう簡単にいじめられる事はありません。
上のものが下をいじめるのであって、売上の低いキャストがNO.1をいじめるという構造は成立しません。
店側も人気のキャストほど丁重に扱うため、いじめがあれば即座に動いてくれるはずです。
トラブル
ランキングがあり、何人もの女性が売上を競っているわけですから、妬み嫉みは確実に発生します。
まず間違いなく、どんなお店でも派閥や多少のいじめ、いざこざはあります。
性格の良い人は夜の仕事には流れてこない。
良くも悪くも癖の強い人が多いので、個性がぶつかり合うことはよくあります。
指名客を奪う
ヘルプは指名客を立てるのが「仕事」で、連絡先を聞くなど指名客を奪うような行為をするのはご法度ですが、自分の指名客にしたいがゆえに、他のキャストのお客様に色恋をかけたり、枕営業をしたりと手段を選ばずに奪いにくるキャストもいます。
このようなキャストが1人でもいると、簡単にキャスト同士のトラブルが発生します。
よくある話。
あまりにも無茶苦茶なキャストには店側が動いて注意や退職させることも。
奪うつもりは無くても、、
ヘルプで付いた時に指名客を立てる接客をしていたにも関わらず、客の方が心変わりをしてしまい「アピールしていないのに指名が自分に変わってしまった」というケースもあります。
たとえ客の一方的な指名替えでも、元の指名嬢からすれば横取りされた気分になってしまうものでしょう。
そのような不可避な出来事がきっかけで人間関係のトラブルに発展なる事もよくある話です。
噂を流される
ありがちなパターンでは
あの娘がこんなこと(悪口)言っていたよ。
と悪口を言っていたという噂を流したり
あの娘は枕!
※枕営業
「誰とでも寝る」という嘘を付いて仲を拗らせようとする嬢も居ます。
動画ではエンリケさんも様々な噂を流されて困った話を披露されています。
エンリケさんクラスでもある話ですから、どこにでもある話と思っても良いでしょう。
店のスタッフをいじめる
中には店のスタッフ(黒服)に上から目線で暴言を吐き倒すキャストもいます。
「お酒を飲みたくない」
「お前、手際が悪いぞ!」
それだけのことを言うキャストですから店にもそれなりに貢献しているわけですが、あまり気持ちの良いものではありません。
暴言キャストは1店舗にひとりふたりは必ずいます。
更衣室での盗難
「イヤリングがなくなった」
更衣室での盗難もよくある話。
どこの店舗でもロッカーには鍵をかけておくように強く注意されます。
人間関係とは無関係ですが、昼の仕事と比較すると盗難の被害はかなり多い業界です。
人間関係をうまく処理するコツ
人間関係に嫌気が差して他店へ移籍したり、キャバクラ嬢自体を辞めてしまう人も少なくありません。
人間関係をうまく維持するために大事なのは、
◆キャストやお客、スタッフの悪口を言わない
◆お金の話をしない
です。
挨拶をきちんとする
先輩後輩関係無く、挨拶をするべき時に適切にしておけば、悪い印象を持たれることはそうはないでしょう。
ただし、新人いじめが趣味のようなベテラン嬢も中にはいます。
悪口を言わない
悪口を言う人の周りには自然と悪口を言う人が集まり、トラブルの種を持ち込まれてしまいます。
意見を言うのは構いませんが、文句や悪口を言うのは止めておいたほうが良いでしょう。
お金の話はしない
今月は~万円だった、ランキングが1位だった、客にバッグを買ってもらったなど、嫉妬に結びつくような話は極力避けたほうが良いでしょう。
お金の話は基本タブー。
悪口は振られても乗っからないことを意識していました。
基本的には浅く広く付き合っていくのが大事だと思います。