◆なるには
※なりかた なり方のルートの全列挙とそれぞれの詳細説明
特に特別なことはありません。求人に応募すれば大丈夫です。
◆未経験からでもなれますか?
※なれる可能性。あれば難易度や割合を教えて下さい。
未経験でもまったく問題ありません。むしろ別のチェーン店などで勤務経験があると採用されないことがあります。会社が違えばマニュアルも違うので、少し厄介と思われるようです。
未経験でも問題ありませんが、犬や猫の飼育経験はあったほうが良いかと思います。販売員の場合は接客時に、実際に自分の飼育経験からメリット、デメリットを提示できたり、アドバイスすることができるので強みになると思います。管理職の場合は、投薬などが最初はできないので、その分爪切りやシャンプーを任されます。なのでそれも出来ないとなると掃除しか出来ることがないです。
私の場合はもともと猫に関する資格を持っていたので、面接時にアピールできましたし、仕事を始めてからも猫のことなら〇〇さんに、というように任せて貰うことも多かったです。
◆何歳まで働けるのか?
※定年までとはいわないまでも継続して続けられる仕事なのか。
50代以上の人が店舗にいるという話は聞いたことがありませんが、体力がいるわけでもないので問題ないと思います。
◆離職する人の特徴・続けられる人の特徴
愛着が湧きやすい人。私自身がそうでした。体調の悪い子を置いて帰るのも心苦しかったですし、お世話してきた子にもう会えないんだなと思うといちいち悲しくなりました。
子犬子猫はかわいいけれど、お家が決まってよかったね!と割り切れる人は楽しく続けられると思います。
◆「生体管理職」か「販売員」かが選べる、とのことですが、片方だけの専業で良いのですか?
素人目から言えば、どちらもできた方が都合がよさそうですが。
どちらもやろうと思えばできないこともないですが、たとえば販売を選ぶ人は、動物は好きだけど細かいお世話(爪切り、投薬など)は苦手な人、生体が小さすぎて繊細に扱うのが下手な人だったりします。その代わり接客が得意です。
管理職を選ぶ人は私も含め、動物のお世話はいくらでもできるけど接客でしゃべり倒すのは苦手な人です。
生体はほぼ毎週新しい子が来るので、入れ替わりも激しく、そんな中で正確に1頭1頭の性格や体調を把握するのは、両刀では難しいです。
◆業界の平均年齢、なれる年齢は何歳から何歳まで?
※多い年齢層。
※最年少と最高齢はどれくらい?概算で。
※年齢層の割合は?
店舗にいる人は20~30代がほとんどでした。40より上の人は求人に応募してくるのはめずらしいようです。
◆必要な資格、あるといい資格・スキル・知識は?社内資格はありますか?
※また必要な理由、あるといい理由は?メリットは?
資格必須ではないですが、店舗に動物関係の資格所有者がいると、店頭に資格者在籍とアピールするように貼りだしていました。私の勤め先では、「動物看護士」の資格を持っている人がいたので、健康管理はばっちりですと接客時に言えるのが強かったと思います。
私は「キャットケアスペシャリスト」「キャットシッター」「愛玩動物飼養管理士」の資格をもっているので、猫を飼いたいけど飼育に不安があるお客さんがいたときなどに呼ばれて、アドバイスをしたりしていました。
◆働く場所、就職先、勤務先、は?その仕事先の仕事内容
※就職先を全列挙、どういう職場か?、働く人の割合、難易度の説明をお願いします。
店舗
◆採用における男女比と性差
・男女で採用に差はありますか?
・あるとすればどのくらい?
・なぜ差があるのですか?
性別は採用時の判断には関係ありません。
◆雇用形態
・多い雇用形態は?
・契約社員から社員などステップアップすることはありますか?
・正規と非正規で扱いに違いはありますか?あるとすればどのような?
1店舗に、店長が1人、社員が3人、フルタイムのパートが3人でした。
社員のほうが上からの圧は強めです。パートでも研修で都内に呼ばれたりはしていたので、仕事内容はそんなに変わりません。
パートからの社員雇用は自己申告で特別問題のある人でない場合はほとんど社員として採用してもらえていました。
◆学歴について。
・どの学歴が多いですか?(専門学校や大学など)
・学歴などで採用率に差はありますか?
・大卒が評価されやすいなど推奨する学歴、学部はありますか?
・出世に学歴は影響しますか?
学歴もまったく関係ありません。私自身最終学歴が中卒でしたが、面接時にも特につっこまれることはなかったです。人柄重視で判断していると聞きました。社員になるさいにも学歴を理由に落とされることはないそうです。
◆どういう思いでその仕事についた人が多かったですか?
最初は「動物が好きだから」という理由で始める人が圧倒的に多いです。人と話すだけの営業はうまくいかなかったけど、動物についてのトークなら苦でないしいくらでも話せると営業職から転職した人もいました。
私自身も、人相手より動物相手のほうが気が楽だと思って始めました。
◆40代の人は求人に応募してくるのは珍しいとのことですが、20代に入った人が40代、50代になっても続けられるものなのですか?
※ペットショップではあまり高齢のスタッフは見かけないのですが。一定の年令になると辞めてしまう?
そもそもペットショップという業界で10年以上勤続するのはかなり大変だと思います。わたしの勤めていた店舗でもいちばん長い人で5年でした。その人も本当はやめたいけど後に任せられる人がいなくて渋々続けているという感じでした。
意外と体力もいりますし、仕事内容に見合ったお給料はなかなか貰えませんし、命を扱うので悲しいこともあります。
よっぽどメンタルが強くて、稼ぎはそんなに気にしないという人となるとなかなかいないと思います。
◆面接
※面接の質問内容はどのようなものがありましたか?どんな回答が良いのでしょうか?
やはり動物に関する質問が多かったです。「飼育経験のある動物は?」「好きな犬種、猫種は?」「いま僕が犬を飼いたいと悩んでいるとしてあなただったらどの犬種をすすめる?」など、どれだけ動物に関心があるかを聞かれます。
それまでの職歴や学歴などは履歴書をさらっと読む程度でした。
私の場合は猫が好きだと話したので、実際に子猫を連れてこられて、私がどう接するかを見られていました。
働き始めてからほかの人の面接の様子を見ていた時に、同じように子犬を抱っこさせていて、マネージャーが裏に戻りその人がどう接しているかを観察していましたが、「犬を飼っていると言ってるけどあれは慣れてる人の接し方じゃない。」と不採用にしているのを目撃したことがあります。
あとから自分はなぜ採用してもらえたのか聞いたことがありますが、「実は子猫を抱かせたあと裏からしばらく見てたんだけど、子猫の爪が伸びてるのをすごく気にしていたでしょう?」「わざとやんちゃな子を抱かせてみたけど、まったく焦りもなかったし、怖がってる様子もなかった。」と言われました。
◆出世(階級・役職)と評価の方法、キャリアアップについて。
※どのようにステップアップしていくのですか?(売上を上げれば、部下からの評価が良ければなど)
社員から店長になるのはそんなに難しくないようでした。やる気、人柄、実績から声がかかることもあれば、自己申告で上から考慮してもらえます。
お給料に関しては詳しくはわかりませんが、社員と店長ではそんなに変わりないようです。
◆販売するために嘘をつくようなことは?
※いい意味でも、悪い意味でもあれば。販売したくないお客に買わせないように仕向けることはあるとのことでしたが。
体調が悪いことや噛み癖があることを嘘つくことはありませんでしたが、お迎えを悩んでいるお客さんに対して、「ちょうど別の店舗からもお問い合わせがあった子なんですが、いまお客様を優先してお返事保留にしてるんです。」というような嘘をつくことはありました。
「先週お迎えを悩んでいたご家族が今週末また来ると言っていたので・・・」など決断させるための嘘です。
お迎えを悩んでいるお客さんに対しての鉄板トークなので、こういった決断の促し方は大体嘘だと思ってもらっていいと思います。
◆服装などの規定は?
※ピアス駄目、染髪だめ、ひげ駄目など。
生体を触るたびに手を消毒しなくちゃいけないので、アクセサリーや腕時計はつけません。ピアスについてはうるさく言われませんでしたが、染髪はNGでした。
犬猫が口に入れたりしたら大変なので自主的に控えていましたし、それが正解だと思います。
なれる条件
人見知りでもなれるか?
ギャルでもなれるか?