空港保安検査員は他の職業と比較すると離職率のとても高い職業です。
その殆どが、実状を知らないまま、あるいは、実状を見誤ったまま就職してしまったと考えられます。
そのような状況を少しでも改善しようと、向いている人、向いていない人の一覧を下記に列挙いたしました。
空港保安検査員を目指すのなら、適性は何よりも重要です。
自身の適性を見極めた上で検討すると良いでしょう。
空港保安検査員に向いている人・適性のある人
空港保安検査員に向いている人の特徴を列挙していきます。
体力がある人
検査場では乗客の荷物を随時上げ下げしなければなりません。
更に、休憩も2時間程度毎に短時間休憩といった勤務システムになっています。
まず第一に体力がないと働き続けることは難しいでしょう。
早朝勤務が苦でない人
検査場は早朝から業務が始まります。
開始時間に合わせるためには、早朝に起きて通勤しなければなりません。
朝の強い人に向いている職業です。
コミュニケーション能力の高い人
検査場では不審な物がないか、禁止物がないかと厳しくチェックします。
自身の荷物を人に触られる事を嫌がる人も多いうえに、違反物を発見した場合には「没収」となることもあります。
安全な運航に必要な事とはいえ、嫌なことをされて、気分を害されない人は多くはありません。
根本的にトラブルになりやすい業務であるため、いかにして乗客の感情を高ぶらせないようにうまく立ち回れるかが腕の見せどころとなります。
円滑な業務遂行には高いコミュニケーション能力が求められるのです。
精神力・忍耐力のある人
乗客からのクレームは日常茶飯事です。
毎日、毎日、クレームを受け続けても「折れる」事のない強い精神力を持った人ほど、適性は高くなります。
落ち込みやすい人は、まず続ける事は難しいでしょう。
語学力の高い人
語学力の高く、外国人と円滑にコミュニケーションが取れることは、業務上では大きなメリットとなります。
使用人口の多い、英語・中国語・スペイン語など。
航空保安検査員に向いていない人・適性のない人
向いていない人、適性がない人は、向いている人の真逆の人といえます。
中でもコミュニケーションを上手く取れない人は辞めておいたほうが良いでしょう。
クレーム対応は日常茶飯事で、時には大きな声で怒鳴られる事もあります。
退職者の多くが「クレーム・トラブル」による疲弊を理由の一つに挙げており、精神的な強さとコミュニケーション能力がない人には絶望的な職業です。