クレジットカード勧誘員は百貨店やスーパー、ガソリンスタンドなど様々な場所でクレジットカードの取得を勧める職業です。
クレジットカード勧誘員として働くためのなり方を解説します。
クレジットカードの勧誘員になるには
クレジットカード勧誘員のなり方
派遣会社に登録
研修
クレジットカード勧誘員
実はクレジットカード勧誘員はほとんどの人が、派遣会社から派遣されている派遣社員、もしくは契約社員です。
派遣会社が「勧誘業務」を請負い、その派遣会社の派遣社員が現場でクレジットカードの勧誘を行う形式が一般的となっています。
そのため、クレジットカードの勧誘員を目指すなら、まずは勧誘業務を請け負っている派遣会社で面接・登録する必要があります。
派遣会社以外ではクレジットカード発行会社本体のアルバイトスタッフもいますが、割合としては少数です。
ちなみに、クレジットカード発行会社本体の社員は基本的には勧誘員としての活動はせず、主に勧誘員の管理業務を行います。
クレジットカード勧誘員の男女比・年齢層
クレジットカード勧誘員は来店者にいきなり声をかける勧誘業ですから、人当たりの良い女性の割合が高く、そのほとんどは女性です。
割合にして8割以上は女性でほぼ女性の職業と考えて良いでしょう。
残りの2割は男性の若年層アルバイトが多いようです。
ほとんどがスポット的な勤務になるため、20代から40代までの女性が主体として活躍しています。
属性としては、主婦や学生、フリーターなど短期の仕事を求めている層が中心です。
人当たり的な問題と体力的な問題で、高齢になると勧誘員としては働くことは難しくなるため、シニア世代の勧誘員は自然と減少していくようです。
派遣会社の選び方
まずは何らかの派遣求人サイトで「クレジットカードの勧誘」をみつけてください。
そこに応募し、採用されればクレジットカードの勧誘員として働くことができます。
キーワードとしては「カード販促」「クレジットカード 勧誘」などで検索すると発見することができるでしょう。
以下に代表的な求人サイトを掲載しておきます。
必要な学歴・資格・知識は?
勧誘員になるために必須となる資格はありません。
学歴も高卒以上であれば問題はないようです。
クレジットカードという金融系のイメージから、ファイナンシャルプランナーのような資格が求められるイメージを持つかもしれませんが、実際には全く必要ありません。
実際に働いている人もほとんどの人は派遣社員の人ばかりで、クレジットカードの知識は研修で習得しますが、金融の知識は普通の人と大差はありません。
強いてあげるならば、まれに交通の便が悪い職場があるため、自動車免許を持っていると都合がいいこともあるようです。
研修ではどのようなことを学ぶのか?
研修ではクレジットカードの商品知識から申込書の書き方、勧誘方法の講義を受けます。
【商品知識】
・カードの仕組み(基本的な知識)
・申込書に記載されていることの意味(リボ払いなど)
【申込方法】
・申込書の記載の仕方
・記入漏れが多いところの注意事項
・暗証番号の欄(隠しシールを貼る)
・推奨される年収水準など
・職業はパートよりも主婦の方が通りやすい等の情報提供
【勧誘方法】
・声かけの仕方
・カード申込のメリット
その他では、勧誘時における注意点などの講義があります。
研修と言えども、クレジットカードに関する難しい知識を学ぶことは無く、あくまで勧誘に必要な表面的な知識が中心となります。
-研修の修了-
研修の修了時にロープレが行われ、合格となれば現場にでることができます。
芳しくない人は居残りで指導が行われますが、厳しく問うようなロープレではないため、研修さえ理解できていれば、ほとんどの人が問題なく合格となります。
あくまで短期の仕事と考えたほうが良い
クレジット勧誘員はほとんどの人が短期で辞めていく職業です。
理由は様々ですが、長期で稼ぎ続ける人はほんの一握りであることを、知っておく必要があります。
クレジットカード会社や派遣会社の中には、悪く言えば勧誘員を「使い捨ての人材」として扱っているような会社もあります。
派遣会社やカード会社の営業は、最初こそ良い面ばかりを伝えてきますが、実績が挙げられなければ、手のひらを返したように態度も冷たくなってきます。
もちろん、実績を挙げられる人であれば大切にしてもらえることは間違いありませんが、「特殊な職業」であることは理解しておきましょう。