クレジットカード勧誘員の仕事において、みなさんが気になるのは獲得件数の縛り、つまりノルマがあるのかどうかという事でしょう。
気になるノルマについて実際に働いていた勧誘員の方に取材を行いました。
クレジットカード勧誘員にノルマはあるのか?
クレジットカード勧誘員の採用の際には、「ノルマ」があるのか?
結論から言うとあります。
ただし、ノルマという名目ではなく、目標という言葉に言い換えられて数値が設定されています。
朝礼時に「今日の目標はひとり3件です」など、カード会社の営業や派遣会社のスタッフから告げられ、勧誘員は目標を達成するために尽力します。
派遣会社の採用時には「ノルマはない」と言われますが、基本的には本当ではありません。
※目標はあると言われる
そもそも、ノルマが無かったとしたら本気で声をかける人はいなくなってしまいます。
勧誘員の必要悪といったところでしょう。
プレッシャーはどのくらいなのか
獲得件数の状況が好ましくない場合は、クレジットカードの営業社員が現場に張り付くなど、プレッシャーをかけてくる事もあるようです。
成績が悪くても暴言で激しく詰められるようなことはありませんが、営業社員の態度は徐々に冷たくなっていくといいます。
ノルマが達成できない場合は?
目標件数を著しく下回る場合、徐々にシフトが削られる事になり、最終的には出勤ができなくなります。
いわゆるクビに近い形になるわけですが、1日に1件も獲れないような人はクビになる前にやめてしまう人がほとんどです。
貢献できていない状態で給料をもらい続けるのに違和感がでてくるのでしょう、現場にも居づらくなって自発的に退職していきます。
「クビ」というと聞こえは良くありませんが、世間一般のそれとは異なり、そこまで悪質なものではありません。
その段階まで来ると、勧誘員もおそらく退職を考えている状態です。
成績が芳しくない人は、そもそも勧誘員に向いていないと思われ、そのまま働き続けても、本人にもカード会社にもデメリットしかありません。
クレジットカード勧誘員はそれくらい向き不向きのある職業なのです。