職業データベースでは実際の体験者に話を聞くなど、独自の取材を通してコンテンツを作成しています。
実際にクレジットカード勧誘員の方に仕事の良いところ、大変なところを聞いてきました。
クレジットカード勧誘員のやりがい・おもしろさ
勧誘客から感謝される事がある
クレジットカードを紹介したお客に後日、感謝される事があります。
丁寧な説明がないと契約ができないお年寄から、お礼の品(果物など)をもらうことも。
とにかく度胸がつく
勧誘員はいきなり知らない人に声をかけて、勧誘を行います。
断られることが当たり前の状況をなんとも思わない精神力がつくそうです。
現場が短期間で変更になるため、変な人間関係がない
女性がほとんどの勧誘員ですが、女性特有のジメジメした人間関係になることはあまりありません。
というのも、どの現場も短期間でシフトも様々なので、良い意味で人と密に関わることがないのです。
仮に嫌な人がいたとしても、短期間で会わなくなるうえに、現場を変わるなりシフトをずらすなりすれば、その人を避けることが可能です。
獲得件数が目標に達していれば、気楽にできる
目標件数に達していれば、基本的には何も言われません。
能力の高い人であれば、余裕のある仕事が可能です。
クレジットカード勧誘員の大変なところ
断られるのに声をかけなければならない
クレジットカードの勧誘は、ダメ元で声をかけて、そのほとんどがお断りされる業務です。
10回に1回成功すれば大成功で、1日声をかけ続けても1件も獲得できない事もあります。
時には「うるさいんだよ!」など、怒号で返される時もあり、精神的に強くないと続けることは難しいでしょう。
ノルマが設定されている
ノルマは名目上はありません。※会社次第
ただし、目標件数のようなものがあり、実質的なノルマと言えます。
目標件数に達しない場合、つまり成績の芳しくない勧誘員は徐々にシフトが削られる様になり、最終的には働くことができなくなります。
厳しい処置のようにも思えますが、カード会社も仕事ができない人に費用をかけ続けることはできないため、仕方のない処置と言えます。
立ち仕事なので体力的につらい
すべて座り作業で終わるような職場は少なく、基本的には立って歩いて声を掛ける必要があります。
お客が全くいないような時には座ることもできますが、ほとんどが立ち仕事の体力勝負の一面があります。
専用の施設がない
クレジットカード勧誘員はガソリンスタンドやスーパー、百貨店などに出向き、そこの一部を借りて勧誘を行います。
そのため、勧誘員専用の休憩室がなく着替えや物を置く場所などで不便があります。
女性の場合は男性に声をかけられることがある
若い女性が中心ということもあり、声をかけた男性から
「申し込むのであなたの連絡先を教えてほしい」
と言われたり、場所によっては酔っ払いに絡まれることもあります。
クレームが来ることがある
・審査に落ちてしまった
・何回も声をかけるな!
・店の前で邪魔だ!
など、働いている間にクレームが来ることがあります。
事前の研修でも重要部分は強調して説明するように言われますが、「説明内容と違う」というクレームはよくあるケースです。
説明が不十分だったり、お客側の勘違いであったりするわけですが、もっとも発生しやすいクレームの一つです。
「審査落ち」など問題が完全にお客側の責任だとしても、回避する手段がなくどうしようもありません。
言い返すことは立場上不可能なので、気にしてしまう人はストレスは溜まってしまうかもしれません。