一般企業と同様にパチンコ店にも平社員・主任・エリアマネージャーなど階級と序列が存在します。
店長までは努力次第で昇格できるグループがほとんどですが、それ以上の幹部社員になるにはポストの空きやオーナーとのコネが必要になるなど、少し複雑な事情が多いのがパチンコ業界の出世の特徴です。
そんなパチンコ店の役職・出世について解説します。
アルバイトの階級・役職
アルバイトの役職はバイトリーダーが存在する店舗はバイトリーダーを筆頭にその下にアルバイトを従える形を取ります。
すべてのアルバイトが並列関係にある場合は特に役職や階級はありません。
どのような構成になるのかは店の方針次第ですが、階級があっても「リーダー」と「平」の2種類の階級のみです。
正社員の階級・役職
平社員
正社員の場合はまずは平社員として入社します。
仕事内容はアルバイトと同様でホールに出て基本的な作業を担当します。
主任・リーダー
平社員として経験を積むと能力次第で主任やリーダーといった少し上の役職になります。
この役職になるとアルバイトの管理や調整ができるようになります。
店長・副店長
主任の上にいきなり副店長とはならず、いくつかの別役職が設定されている店もあります。
※店舗次第
店の規模や規則次第ですが、早い人だと3年で店長まで出世します。
※店の状況次第
店長や副店長には能力の高い人が抜擢され、誰でも出世できるとは限りません。
売上や利益の調整、広告出稿、新台の選抜などを行うため高い事務処理能力が求められます。
エリアマネージャー・エリア長
ここからは本部の幹部社員となり、担当エリアの店舗と統括します。
店長経験者で有能な人物が置かれるポジションです。
ブロックマネージャー・ブロック長
エリアマネージャーよりも更に広いブロックを担当する幹部社員です。
エリアマネージャーとして好成績を挙げた人が就く役職で、エリア長をまとめて担当ブロックを統括します。
本部長・役員
ブロック長の上には、本部長、役員、社長と続きます。
ただし、パチンコグループには家族経営の企業が多いため、外部社員は役員にはなれず、実質、本部長やエリアマネージャー、ブロックマネージャーが「上がり」の役職になるところもあります。
パチンコ店のほとんどは在日の方が経営しています。
家族経営のところが多く、出世したとしても一定のところで頭打ちになる傾向があります。
後はオーナーにどれだけ気に入られるかですね。
まとめ
平社員から入社して店長までは実力次第で出世することは可能です。
ただ、それ以上に関しては運とオーナーにどれだけ気に入られるかが重要で、努力したから昇格できるとは限りません。
もし、そのグループの頂点まで出世したいと考えるなら、そのグループの内情を調査してから入社することを推奨します。
少し特殊な出世事情をお知らせしましたが、これがこの業界の実情です。