現役似顔絵師に似顔絵師に向いている人、向いていない人がどのような人なのかを取材しました。
似顔絵師として働く前に適性をチェックしておくと良いでしょう。
似顔絵師に向いている人
コミュニケーション能力が高い人
似顔絵師は絵師・画家というよりも接客業であり、第一に必要とされるのはコミュニケーション能力です。
愛想よくフレンドリーな人ほど依頼されやすく、収入も増加します。
自分の成長を確認するために中には毎年一回、同じ絵師に似顔絵を依頼する人もいます。
絵が下手だけど絵を描く事が好きな人
似顔絵師に求められる絵のスキルは他の同系職業(画家、デザイナーなど)と比較すると驚くほど低いです。
美大に入れなかった人でも全く問題ありません。
画力が低くて絵を諦めた人でも絵を描くことが好き、絵で食べていきたいという気持ちがあれば成功しやすい職業です。
女性
人次第ですが、基本的に女性の方が絵師としての人気は高いです。
女性の方がお客側も声をかけやすいようで、売上も上がりやすい現実があります。
後は、女性は配偶者に収入がある場合多いので、収入が安定しない状況でも問題になりにくいようです。
似顔絵師に向いていない人
コミュニケーション能力が低い人
接客が苦手な人は向いていません。
仕上げが早い人でも、最低5分以上は目の前にお客さんが座り続けています。
手を動かしながらも、軽くトークで楽しませられるくらいでないと続けることは難しいでしょう。
また、お客待ちをしている時も黙って下を向いていたり、スマホをいじっているようではお客の依頼は受けられません。
愛想が重要です。
似顔絵が好きではない人
それなりに絵の能力があれば、似顔絵師になることは難しくありません。
業界には美大出身者で「それほど似顔絵は好きではないが、とりあえず、、」という人がまれにいます。
そういう人は短期間で辞める傾向があります。
お客とのコミュニケーションや似顔絵が好きでない人は続きません。
安定した職場が欲しい人
似顔絵会社に勤務する場合でもフリーで働く場合でも、ひとつの場所で描き続けることはあまりありません。
ローテーション制になっていたり、期間限定であったりと働く場所は常に変動する傾向にあります。
近場で働きたい、知らない場所に行きたくないといった人には向いていません。
安定した収入が欲しい人
似顔絵会社に勤務する場合でもフリーで働く場合でも、安定した収入を得ることはなかなか難しいのが現実です。
フリーであれば完全歩合。
似顔絵会社では一定の基本給が支給されますが、歩合との合算になることが多いため安定した収入を考えるならば選びにくい職業です。