実際に似顔絵師の方に似顔絵師の勤務体系と1日の仕事の流れについて取材をしました。
ただ、似顔絵師の働き方は千差万別で所属や雇用形態によっても様々なケースがあります。
細かな部分では違いがありますが、大まかな部分は同様だと思われます。
1日、1週間の仕事の様子を御覧ください。
イベント出店時の1日のスケジュール
この時間に画材の用意やあいさつ回りなどをしておきます。
指定された時間まで似顔絵を書き続けます。
お客が大入りの時はできる限り時間を延長して描き続けることもあります。
イベント出店時には概ね上記のようなスケジュールで作業を行います。
行き帰りの所要時間を含めると10時間程度は拘束されることになります。
休憩時間は一応組まれていますが、お客様の多い時には短時間で済ませ、あまりに忙しい時には取れない事もあります。
営業許可の時間制限があるため残業は基本的にありませんが、制限がない場所であれば請け負う事もあります。
持ち帰っての似顔絵描きなどお客と個人的にやりとりをすることは、どこの似顔絵師会社も基本的に容認していません。※トラブルの元となる為
1週間のスケジュール
1週間のスケジュールは1日のスケジュールの単純な繰り返しになります。
何日も同じ人が同じ現場にならないようにローテーションが組まれ、週の何日かは会社で受注したウェディングボード等を描く日程が組み込まれる事もあります。
休日について
出店の場合
似顔絵師が参加するイベントは土日祝日にある事が多いため、そこを避けて休みを取る事がほとんどです。基本的に土日祝は休めません。
似顔絵会社の場合
似顔絵会社の内勤業務(現地で描かない仕事)であれば、土日祝は休日になります。
観光地で平日営業している似顔絵屋や似顔絵会社の場合はコンビニのようにシフト制が採用されている所が多いようです。
似顔絵師専門で動いていて所属会社の主力の様な人であれば、週休2日制が認められていたり特別な雇用契約になっていたりと優遇される事もあります。
会社の主力クラスになると融通が効くのはどこの業界でも同じだと思います。