消防士に向いている人、向いていない人の特徴を一覧化しました。
消防士を目指す人には参考になると思います。
極論を言えば、やはり何かしらの「強さ」を持っている人ほど、消防士への適性が高くなります。
消防士に向いている人
体力がある・体が強い
消火活動や人命救助にはスピードと体力が絶対的に求められます。
身体能力の高さと消防士の能力の高さは比例関係に近いため、採用時も採用後も優遇されやすい傾向にあります。
もちろん、運動能力が低い、得意でない人も消防士として活躍している人はいます。
なることは可能ですが、体力的にタフな人ほど業務を円滑に遂行しやすくなるため、多くの消防士が日夜筋力トレーニングに励んでいます。
体育会系である
柔道部、野球部、サッカー部、クラブ自体は何でも構いませんが、体育会系の上下関係に慣れている人は消防士に向いています。
実際、消防士になる人は何らかのスポーツ経験者がほとんどです。
消防の世界は警察ほどではありませんが、上下関係に厳しく先輩上司には逆らえないという雰囲気があります。
その様な関係に予め慣れているかいないかは、消防士を続けるための重要な要素の一つといえます。
精神的に強い人・冷静な人
消防士として働いていると、炎炎と燃え盛る火災現場や無情な事故など、少なからず痛ましい状況に遭遇することがあります。
その様な状況においても、何がベストかを考え、最善手を選択できる精神力は何よりも重要な能力です。
メンタルの強さは消防士としての経験を積むことで成長していく部分でもあります。
仲間意識が強くチームプレーができる人
消防士は連携を取りながら常にチームプレーで行動します。
全体の事を考えられる仲間意識の高い人ほど、うまく立ち回る事が可能です。
消防士に向いていない人
上下関係が嫌い
上下関係・縦の関係が得意でない人は、おそらく消防士には向いていません。
消防士は良くも悪くも何をするにしても縦の関係が作用しています。
業務自体がチームプレーであり、納得できない事があればすぐに反発してしまうような人は辞めておいたほうが良いでしょう。
消防の仕事はある意味自分を消すことが大事であったりします。
若くして退職する人は「上下関係に嫌気がさして」という人も多いようです。
汚いものなどを根本的に受け付けない人
救急の現場では嘔吐物や大量の血液を目の当たりにしたり、電車の人身事故では轢死体を取りまとめる事もあります。
その様なショッキングな出来事がどうしても受け付けない人は、向いていないと言えます。
ただ、はじめは強い抵抗意識があっても、大体の人は「経験を積んでいく内に慣れていく」そうです。
土曜・日曜日など休日を重要視している人
日勤の仕事もありますが、基本的には24時間勤務の職に就くきます。
土日・祝日を重要視する人は、向いていません。