現役配達員に郵便配達員に向いている人、向いていない人がどのような人なのかを取材しました。
配達員として働く前に適性をチェックしておくと良いでしょう。
郵便配達員に向いている人
体力に自信がある人・根性がある人
郵便配達員は一日の大半をバイクや車で動きながら配達を行う、完全な肉体労働です。
身体的な強さが正確で迅速な配達に繋がるため、体力はあればあるほど有利です。
夏は暑く、冬は寒い、雨の日はびしょ濡れになりながら一軒一軒配達を行っています。
普段からバイクを乗っている人・バイクが好きな人
配達員は雨の日も晴れの日もバイクで配達をしています。
バイクの運転が好きな人ほど続きやすい傾向にあります。
逆にバイクの運転が好きではない、嫌い、という人には向いていません。
バイク嫌いな人は続けることが苦痛になっていくようです。
社交的で責任感がある人
単純な配達だけであれば、人と関わることはそれほどありませんが、書留などインターホンを押す郵便の場合は必ず居住者と話をする必要があります。
確認と判子を押してもらうだけの短時間のやりとりですが、適切なコミュニケーションが取れる人でないと、トラブルになったり疲弊してしまうようです。
1人で仕事をするのが好きな人
上記の社交的で責任感がある人とは少し矛盾してしまうのですが、誰にも関わらずに一人で仕事をしたい人には向いている職業です。
バイクで配達に出かけてしまえば社内の人と関わることはありません。
「余裕があれば」の条件付きになりますが、配達中の休憩も自身の好きなように取ることができます。
臨機応援に対応できる人
交通事故や配達トラブルはそれなりにあります。
初期対応を間違えたことで大きなトラブルに発展することもあり、常に冷静に対応できる人が向いています。
おじいさんに「遅い」と怒鳴られたり、番犬に噛まれることもあります。
マンホールで滑ったりとバイクなのでトラブルは多いです。
郵便配達員に向いていない人
体力がない人
向いている人に「体力がある人」とありますが、その反対に体力がない人には務まりにくい職業です。
人と話すのが苦手な人
配達員は書留等の対面授受で客と話をする事もあり、普通に配達していても意外と人と接する機会の多い仕事です。
人と話す事が得意な人の方が配達先でも仲良くなれるため、営業にも繋がります。
コミュニケーション能力の低い人は、働きだしてから少し苦労するかもしれません。
ミスが多い人
配達では細かい作業を正確に続ける必要があります。
ミスの数だけ始末書を書かされたり、上司から叱責される事になるため、正確な作業が不得意な人は向いていません。
誤配はすぐに判明します。
間違いのたびに謝罪などが求められるため、ミスが多い人は耐えきれずに自然と退職していきますね。
日焼けが嫌な人
長時間外で配達をするため、肌は確実に真っ黒になります。
女性の場合は特に注意が必要かもしれません。
マイペースな人(時間との戦いのため)
地域や時期にもよりますが、配達作業は迅速に行う必要があり、常に時間に追われています。
「楽そうだ」という理由で配達員になる人もいますが、そういう人は短期間で退職していきます。
郵便配達員の仕事はマイペースにのんびりと作業ができる環境ではありません。
「楽」というイメージを持って配達員になった人はすぐに辞めていきます。