2020/05/192020/12/03仕事内容

郵便配達員の勤務時間と休日、1日・1週間の仕事の流れ

郵便配達員の一日のスケジュール、1週間のスケジュール、休日、有給の状況について紹介します。

基本的には同じ作業の繰り返しになります。

 

郵便配達員の一日のスケジュール

郵便配達員には日勤と夜勤の2つの勤務形態があります。

日勤と夜勤で交代制を採用しているところもあれば、夜勤専属の社員を設けている場合もあります。
日勤と夜勤の勤務状況はその局や班の状況次第です。

また、局によっても休憩時間など細かい時間は異なります。

以下のスケジュールは概ねの目安です。
郵便物が多く超勤時間が長くなれば、午後の帰局時間以降がずれ込みます。
※1~2時間程度

日勤者は後超(後超過勤務)ですが、夜勤者の場合は前超(前超過勤務)で出社が早いこともあります。

集配局にはホースや専用の機械があり、バイクの洗浄は帰局時に各自で適宜行います。

日勤の場合

日勤の場合は8:00〜16:45までの勤務で、12:45〜14:00に休憩が設けられています。

朝は8時から郵便体操を行い、一日の仕事が始まります。
※郵便体操とはラジオ体操のようなもの。ウォーミングアップ。

ミーティングでは、その日の郵便物数、営業状況、天気(雨具を携行するようになど)、その日の業務計画(Aさんは自分の配達が終わったらBさんの応援に行ってください、〇〇社の集荷はCさんが行ってください、、)など、注意事項が伝えられます。

8時
出社・朝礼
郵便体操・朝礼を行う。
バイク点検(オイルや空気圧の確認)
 
8時15分
郵便物の区分
郵便物の区分(郵便部が町名で区分した郵便をさらに細かく区分する)
道順組立(郵便物を配りやすいように、郵便物を配達順序に並べる。)
※役職者はこの間に役職者ミーティング
 
8時30分
アルコールチェックなど
バイクの鍵と給油カードの授受→アルコールチェック(息を吹きかける機械を使う)。
 
9時
班ミーティング
その日の物数や作業指示。
 
9時15分
書留郵便の交付
書留を管理する部署から1人ずつ交付される、その場で数の確認。
 
10時
配達
配達に行く。
 
12時30分
帰局
午前の配達が終了。帰局し、午前中の不在の書留などを返納する。
 
12時45分~
昼休憩
昼食休憩。
 
14時
班ミーティング
各自の配達の進み具合や超勤時間の周知。
 
14時15分
配達
午後の配達に行く。
準備のできた人から出発、午後分の郵便の道順組み立てが終わってない人は速やかに終わらせて出発。
 
16時
帰局
午後の配達が終了。
 
16時45分
退社
残業がなければ、バイクの鍵や給油カードの返却、不在郵便物の返納、事故郵便物の処理、業務レポートを書いて退社。
 

夜勤の場合

夜勤の場合は12:15〜21:00までの勤務で14:45〜16:00に休憩が設けられています。

夜勤といっても深夜の勤務は基本的にはありません。

夜勤の場合は残業はほとんどありません。
※郵便局によって細部は異なる

夜勤や休日出勤は、自分が詳しくない地域も配達するため、配達できる区域を増やすと一気に仕事がしやすくなります。

12時15分
バイクの鍵、給油カード、書留郵便の授受
夜勤は郵便体操はなし。バイクの点検も日勤者が代わりに担当。
 
12時30分
配達

準備ができたら出発。
区分は日勤者が、道順組立は専門の期間雇用社員の人がしておいてくれるため即時出発が可能。
配達はまず午後①(12時~14時)指定の再配達郵便を配り、それから自分の通常配達を行う。

 
14時30分
帰局
帰局し、不在郵便を返納。
 
14時45分
休憩
休憩。
 
16時
配達
夕方・夜間指定の再配達郵便を授受し、地図で場所を確認&メモし配達に出発。
 
18時45分
帰局・配達
一度帰局し、夜間指定の再配達郵便を授受。地図で場所を確認・メモして配達に出発。
 
20時30分
帰局
帰局し、バイクの鍵や給油カードの返納。業務レポートを書く。
 
21時
退社
 
 

配達のプレッシャー

基本的にはその日の郵便はその日のうちに配り終えなくてはいけません。
「~時までに仕事を終える」プレッシャーは常にあり、配達員の暗黙の了解になっています。
※量にもよる

配達できなかった時は

ただ、郵便部数が多かったり悪天候が重なると配達が終わらないこともあります。

その場合は局に持ち戻り、翌日に前日終わらなかった区域から配達を始める(午前中に配達する)ようにして、配達順路の調整を行います。

日によって時間設定はまちまちで、余裕を持って終わる日もあれば、全力で配っても終わらない日もあります。

あくまで帰局時間は目安で、自分の担当する区域だけ特別に郵便が多い日もあり(区域内にあるお店のダイレクトメールなど)、帰局時間が遅くなってしまっても仕方ないケースもあります。

郵便配達員

配達員は常に時間との戦いでプレッシャーは強い。
この時間プレッシャーが嫌で退職する人もいます。
部数が多い場合はミーティングで上司からハッパをかけられる事も。

郵便配達員の1週間のスケジュールは?

配達員は1週間を通して、基本的に毎日、同じ仕事に従事します。

日曜日や配達のない日の出勤など特別な事情のない限り、1週間のうちで仕事内容が特に変わることはありません。

郵便配達員の休日

郵便配達員は週に2回の休日が設定される週休二日制で、基本的には平日1日と日曜の週休2日パターンが多くなります。

日曜日にも配達員の仕事が設定されているため、月に2回程度は交代で日曜出勤が発生します。※局により異なる

勤務シフト・休日はどのようにして決まるのか

まず、班の中に勤務表を作る人がいます。
その人が勤務表を作成し、部長の承認を得る形で決められます。

例えば1班は1区~7区、2班は8区~14区のように、それぞれの班ごとに決まった担当区域があります。

班員によって配ることのできる区が異なるため、その日の出勤班員でその班の区域が網羅できるように勤務表が作成されます。

そのため、勤務表が出来上がる時には、この日は誰が〇〇区を担当するかも事前に決まっています。

休日の希望は勤務表を作る人に事前に伝えます。

休日出勤

休日・祝日でも速達などの休日配達があるため、数人は出勤します。

夜勤や休日出勤者は所属する班の全域の再配達郵便を配るため、ある程度慣れて担当区域(専門に配れる区)を増やしてからでないと難しい。

そのため、夜勤・休日出勤は2年目以上のそれなりの経験者に限られます。

大型連休

年末年始は年賀状配達があるためほとんどフル出勤です。

ゴールデンウィークは基本的にカレンダー通りの出勤となり、あまりに連休が続く場合は途中で配達日が設けられます。
速達など休日配達があるため多少の出勤があることが多く、完全な連休は取りにくくなっています。

有給について

有給は年間20日設定されています。
使わなければ2年先まで繰り越すことができ、翌年から10日ずつ消化し完全消化となります。※計画年休と呼ぶ

職員の多い部署であれば取得しやすくなりますが、職員の少ない部署だと容易でない場合もあります。

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