交通違反や交通事故、遺失物など多かれ少なかれ、警察官と関わりを持った事がある人がほとんどでしょう。
そんな時に多くの人が感じるのが、
どうしてこの警察官はこんなに偉そうに話をするのか?
という事ではないでしょうか。
そこで実際に警察官として働いている人に
どうして警察官には偉そうな態度をとる人が多いのか?
を取材してみました。
実際に話を聞いてみると、
「確かに警察官には偉そうにしている人が多い」
との事で、やはり警察官自身も横柄な態度をとる警察官が多いと感じているそうです。
どうして、警察官には不遜な態度をする人が多いのでしょうか?
警察官になる前から、もともと偉そうにしている人が多い
警察官になる人は武道やスポーツなど経験者が多く、体育会系で育ってきた人達がほとんどです。
もともと強面の顔をしている人が多かったり、体育会系特有の態度や考え方を持っている人が多いため、結果として偉そうに見えてしまう事が多いのかもしれません。
特に柔道経験者は古くからの伝統で縦の関係が強く、厳しさの先に強さがあるスポーツだけに、その傾向が強くあらわれるそうです。
そう言われると、柔道や相撲などのスポーツをしている人は体格の大きさからか、普通にしていても横柄な印象を受ける事が多いかもしれません。
かつての警察官採用試験はゆるかった
公務員試験制度が今よりも緩かった時代には、誰でもという程ではありませんが、警察官になることはさほど難しくなかったようです。
縁故や口利きもそれなりにあったようで、その頃の人材の質は今と比べると・・だったとか。
やはり、その時代に入った人材は?なところも多く、色々と問題点を感じる事が多いそうです。
ただし、現在では採用が厳格化されたことや社会の目が厳しくなっていることもあり、一定の能力がないと警察として採用されなくなっているようです。
偉そうな態度をしている方が物事がうまく運びやすい
警察官の仕事はあらゆるトラブルの処理・解決が大多数を占めます。
そういった時に、相手に舐められてしまうと物事がうまく進まずに余計な仕事が増えてしまいます。
それを一気に解決するのが「高圧的な態度」で、手早く強引に話を進めるために敢てそのような態度をしている人もいるようです。
わかりやすく言えば、学校の生活指導の先生のイメージとのこと。
確かに、生活指導の先生は怒号一つで生徒を思いのままに操っていた印象があります。
疲れている・眠たいので機嫌が悪い
基本的に一般の人が触れ合う警察官は交番勤務や交通部と呼ばれる事故処理などを担当する部署がほとんどです。
それらの部署は3日に1回の24時間勤務があり、現場の最前線で働いている警察官は非常に疲弊している事が多いです。
※24時間勤務の後に残業作業もあります。
そのため、どうしても愛想を振りまくような対応はできずに、普通にしていても憮然とした表情になってしまう事が多いといいます。
警察官として毅然とした態度で市民と接して欲しいものですが、実際には「残業続きで寝不足の警察官は多い」とのことで、仕方のない事なのかもしれません。
結論としては
それ相応の考えられる理由はあるものの、警察学校や警察内部で偉そうな態度を取るように教育されるわけではないため、確信的な理由は存在しないのが実際のようです。
上記の理由がいくつか重なった結果、横柄な警察官が存在してしまっているのでしょう。
もし、横柄な警察官に出会った場合は?
との問いには、
余程酷い場合であれば専門の窓口に苦情を言えば状況次第で警察からの謝罪が受けられる場合がある。
とのことです。
交番勤務などは不眠不休で激務をこなしている場合もある。
警察官の態度は目に余るものがあるかもしれないが、あまり、いじめないで欲しい
との事でした。
確かに調べれば調べるほど、警察官の仕事はブラック企業のそれと近いものがあります。
横柄な警察官が多いとはいえ、日本の治安を守ってくれている彼らにある一定の理解をしてストレスを軽減してあげるのも、治安維持への小さな手助けになるのかもしれません。