2018/10/242021/07/09その他

警察官が不祥事を起こした場合は強制退職させれられるのか?そのまま働き続ける事は可能なのか?

飲酒運転、痴漢、詐欺など警察官の不祥事は後を絶ちません。

彼らも人間ですから、時に間違いを起こしてしまう事もあるでしょう。

ニュースでは不祥事を起こした内容と役職が報道されますが、その後の彼らはどうなってしまうのか?

結論を言えば、その殆どが制服を脱ぎ、退職することになります。

 

不祥事を起こせば退職

大阪府警・富田林署から容疑者の男が逃走した事件発生からおよそ1週間後の夜、別の警察署に勤務する20代の男性巡査長が「似た人物を見た」と110番通報した。警察官が駆けつけると、巡査長がかなり酒に酔った状態でその場にいたという。警察が周辺を捜査したが、該当する人物がいたことは確認できなかった。警察官は「迷惑をかけた」として依願退職した。NHKニュースが報じた。

大阪府警はNHKの取材に対し、目撃が本当だったかもしれないため処分はしていないとしている。

北海道警は10日、覚醒剤を所持したとして、覚せい剤取締法違反の疑いで、札幌・中央署薬物銃器対策課巡査部長の成田順容疑者(46)=札幌市北区=を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は10日、同市東区内で覚醒剤を所持した疑い。道警によると、成田容疑者は前任地の室蘭署時代も含め10年以上の薬物捜査の経験がある。

 栃木県日光市湯西川の温泉旅館の露天風呂で入浴中の女性をのぞき見したとして、今市署は18日、軽犯罪法違反の疑いで千葉県警教養課の男性巡査部長(30)を書類送検した。同署によると、容疑を認めているという。

 千葉県警によると、同日付で減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とし、巡査部長は依願退職した。千葉県警監察官室は「警察官としてあるまじき行為で厳正に処分した。再発防止を徹底する」としている。

 送検容疑は9月14日深夜から15日未明、貸し切りの露天風呂を利用していた女性客をのぞき見した疑い。

ニュースで報じられる事も多々あり、今では珍しくとも何とも無いニュースになっている警察官の不祥事。

報道では不祥事を起こした内容と役職が公表されていますが、その後の彼らはどうなってしまうのか?

その答えは、多くの場合は自主的な依願として退職する事がほとんどです。
※不祥事の内容や程度にもよります。

不祥事=退職

というのは、警察で働いている人なら誰もが認識している事で、問題を起こしてしまった場合は本人から退職を願い出るのが「常識」となっています。
※もちろん、周りからの強烈な圧力はあります。

実際に上記の事件のすべてが依願退職、免職となっています。

どうして不祥事を起こすと退職しなければいけないのか

正義の化身である警察官に犯罪者やトラブルを起こす人材は不適格です。
犯罪を取り締まる警察官が犯罪者では、市民の信頼は得られずに警察業務に支障をきたしてしまいます。

強制的に不純物を排除する行為は気持ちの良いものではありませんが、警察組織としてはやむを得ない選択だと言えます。

元警察官

犯罪者に交通違反の取締りされたら?でしょう。
警察官としての説得力がなくなってしまいます。

親族でも連帯責任

気をつけなければいけないのは妻や子供など身内のトラブルでも、警察官である以上責任を負うのは同様だという事です。

家族が違法薬物や窃盗などで逮捕された場合は警察官として働き続ける事はできず、事件の大きさにも左右されますが、ほぼ「退職」しか選択肢はなくなります。

そのため、子供を持つ警察官の多くは

警察官

お前が問題を起こすとお父さんは警察を辞めないといけない。
だから絶対に問題は起こすな!

と、小さな時から言い聞かせているといいます。

不祥事を起こした場合の罰

不祥事を起こした場合に受ける罰は、おおむね以下の4パターンです。

処分◆免職
強制的に警察官を辞めさせられる。
いわゆるクビ。

◆停職
一定期間、警察官として働く事ができなくなる。
一定期間後は復職することができる。
※不祥事の内容にもよるが、現実的には難しい。

◆降格
階級が強制的に下げられる。
※不祥事の内容にもよるが、ほとんどが退職する。

◆減給
給与が強制的に減らされる。

懲戒免職となると「退職金は一部、又は全部を支給しない」となっており、退職金が一部支給される場合と全額支給されない場合があります。

一部支給か全額不支給かの違いは個々の事案により様々です。

ちなみに、上記の処分を受けた場合、いずれにしても最終的には「依願退職」として退職するケースが多いようです。

元警察官

不祥事を起こせば退職。
これは警察の常識です。

不祥事を起こした場合は絶対に警察に留まる事はできないのか?

軽度の不祥事であった場合、警察側が強制的に退職させる事はできません。
本人が「残る」と決めた以上は残る事も可能で、残る人もいます。

ただし、警察に残れたとしても階級の降格や冷たい処遇という憂き目にあうことは確実です。

不祥事を起こした人物は昇任試験の受験自体を許可してもらえません。
結果として昇進は絶望的となり、現状維持が精一杯の侘びしい生活を強いられます。

40代・50代ともなると、転職をして警察官レベルの給与(年収700万円以上)をもらう事はなかなか難しいため、残れるのなら残りたいというのが本音なのかもしれません。

いずれにせよ、警察官になった以上は不祥事には細心の注意をして行動する必要があります。

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