事件解決における警察の最重要業務「取り調べ」
テレビドラマで観る機会も多い取り調べ業務ですが、一体どのように行われているのでしょうか?
取調室という密室で行われる気になるQ&Aの一覧です。
取り調べに関するQ&A
嘘発見器は使用されるのか?
ポリグラフと呼ばれる、呼吸や血圧の変化を計測する装置は使用されます。
ポリグラフは通称として「嘘発見器」とも呼ばれています。
カツ丼が出てくることはあるのか?
利益供与となるためカツ丼、たばこなどが出されることはない。
スタンドライトで犯人を照らす事はあるのか?
テレビドラマでよく設置されているスタンドライトは、実際の取調室にはない。
取り調べの時間は何時から何時までなのか?
基本的には1日あたり8時間以内、朝5時から22時までの日中のみ。
強制的に正座や直立不動などをさせられる事はあるのか?
建前上はありません。
しかし、実際にはそのようにすることによって、強制的に自白を引き出すこともあるようです。
恫喝、怒号で対応されることはあるのか?
半ば脅迫に近い取り調べは実際には存在しています。
冤罪事件や取り調べ体験者のコメントを総合すると、当たり前のように行われているのが実情でしょう。
暴力を振るわれることはあるのか?
多くの経験者が実際に暴力を振るわれたと書籍やテレビのインタビューでコメントしています。
「ある」と見るのが自然でしょう。
取り調べは全くの密室空間
取り調べでは自白がない場合は、精神的に追い詰める事によって真実を引き出すのが一般的です。
取調べを受けている期間は、ほとんどの人が勾留されおり外部との接触が遮断されています。
※通常20日程度
精神的に追い込まれやすい状態を利用して、自白を引き出しています。
やり方だけを考えると酷い方法論のように思えますが、そもそも取り調べを受けている人の多くが「容疑者」や一癖も二癖もある「犯罪者」である事を考慮すると仕方のない事なのかもしれません。