犯人からの電話がどこからかけられているのかを探る「逆探知」
昔のテレビドラマでは
「できるだけ、会話を引き延ばしてください」
という刑事の言葉が頻繁に放送されていましたが、実は現在では1秒もかからない内に逆探知は成功するようになっています。
デジタル交換機は逆探知に1秒もかからない
かつてはアナログ交換機で回線が構成されていたため、相手の距離が遠ければ遠いほど交換機の数が増えることになり、たどり着くまでに時間がかかっていました。
完全に探知するまで数分は必要で、その結果として通話時間の引き延ばしが必須であったわけです。
しかし、現在では、その交換機がデジタル交換機で構成されるようになったため、タイムロス無く逆探知が行えるようになりました。
時間にして1秒もかからずに相手がどこから電話しているのかが判明します。
仮に、誘拐事件の犯人が交渉電話をかけてきたとしたら、即座にその場所に多くの警察官が駆けつけることになるでしょう。
それくらい現代警察の探知能力は進化しています。
非通知も警察には通用しない
「警察と電話」で言えば、非通知も警察には通用しません。
警察の110番は、たとえ184の非通知設定で電話をしたとしても、警察側には電話番号が通知されています。
非通知設定で110番のいたずら電話をする人も少なくないようですが、実際にはばれているので、無駄ないたずら電話はやめましょう。