2020/11/302023/09/21Q&A

暴力団・ヤクザはなぜ無くならないのか?その理由を完全解説

一般市民を恐怖に陥れる暴力団・ヤクザ。

 

警察が強烈に締め付けを行っているはずなのに、どうして無くならないの?

と不思議に思っている人も少なくないかと思います。

その答えは極めて単純で需要があり、誰かの役に立っているからです。

この場合の「誰か」とは裏の世界の住人、あるいはそのような力を利用する表の住人を指しますが、日本は法治国家とはいうものの、法律では解決できない問題が数多く存在しているからでもあります。

暴力団はなぜなくならないのか

上記は一般市民に対して「なぜ暴力団はなくならないのか」と質問した結果の一覧です。
※警察庁発表

市民の回答◎暴力団に対する刑罰が軽い 44.1%
◎取締りが甘い 40.3%
◎暴力団を禁止する法律がない 39.9%

などが上位に入っていますが、これは全くの実情を知らない意見と言えます。

現実としての正解は、

1.暴力団でしか解決できない問題があるから
2.暴力団を利用する人がいるから

の2つが全てです。

社会には闇の力でしか解決できない問題が数多く存在している

暴力団や半グレ組織などを相手とした交渉の場合、一般人が適切に対応することはかなりの困難を極めます。

暴力団とは何の関係もない一般企業A社が一般向けのある製品を生産・販売していました。

ただ、その製品には不具合があり、そのせいでお客さん(ヤクザを臭わせる人物のBさん)が怪我をしてしまいました。

担当者が謝罪に行くと、多額の補償金や賠償金を要求され、しかも、その事実を世間に公表して企業イメージを失墜させてやると脅迫じみた事を告げられます。

その商品はA社の看板商品であり、問題が世間に知られると経営に大きな影響がでてしまいます。

はっきりとは言わないものの相手はその筋の人物のようで、相手との交渉がうまくまとまりません。

A社は、即時に弁護士への依頼を検討しました。

しかし、それではBさんへの多額の支払いは止められるものの、不都合な事実を公表される恐れがあります。

そこでA社が暴力団のツテを探し、間に入ってもらうことで

「事実を公表しない」
「今後は一切この件に関しては連絡を取らない」

という条件を含んだ金銭的解決をはかることができました。

その後は水面下で不具合を調整し、何もなかったかのように営業を続け、会社の経営はもとに戻りました。

なぜ、暴力団が間に入ることで一気に解決に向かったかというと、暴力団であればヤクザのBさんの求めるもの(お金)と落とし所(金額・条件)を知っているからです。

更に、Bさんもヤクザですから間に入った同業者との約束は反故にはできません。

これが弁護士との交渉であったなら解決後も追加で要求してきたり、Bさんに知恵をつけられた他者から更に別口で要求される可能性もあります。

暴力団に依頼することで多額の費用はかかりましたが、A社としては理想に近い形で問題を解決することができました。

多額の金銭を支払うことになりましたが、会社が倒産するリスクを考えれば費用がいくらであろうと問題にはなりません。

会社の機密が守られたわけですから、間に入った暴力団は救いの神に近い存在でA社としては感謝しかありません。

このような問題の場合、暴力団以外は「満額」解決はできないのが実情なのです。

暴力団の活躍例

暴力団が活躍?する例は他にも数多くあります。

◆債権の取り立て
世の中にはお金を借りても返さない人は少なくありません。
依頼を受けて(債権を譲り受けて)そのような相手に暴力的な威力を使用して回収します。
取り立ての威力は一般企業のそれとは比較になりません。
◆報復
暴行を受けた女性の依頼を受けて、相手から金銭を恐喝する。
※女性単独では対応できないため。
女性は報復をすることで気が済み、暴力団側は金銭を得ることができます。
◆ケツモチ
スカウト・水商売などの様々なトラブルに対応します。
店が何らかのトラブルに巻き込まれた時、警察や弁護士が「物理的」にできることはほとんどありませんが、暴力団であれば「直接的・物理的」に問題の解決が可能です。

上記はあくまでも一例で裏の世界の出来事であれば、暴力団はどのような事象でも介入することが可能です。

警察や法律が介入できない裏の世界がある以上、需要が尽きることは無く、暴力団が無くなることはありません。

仮に暴力団が無くなったとしても、それに代わる半グレやマフィアのような存在が新たに暗躍することになるでしょう。

実際、世界中のどの国にも、悪事を生業とする暴力集団は存在しています。

最後に

上記を読んで

・ヤクザも人の役に立っている。
・意外と良いことをする。

と思った人は間違いです。

暴力団に依頼をしてしまうと法外な金額の請求は当然で、暴力団に依頼した事自体で更に恐喝されるかもしれません。

巨人軍の原監督も暴力団関係者から日記1つで1億円の恐喝を受けた例もあります。
https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_41688/

これが暴力団の本当の姿であり、交渉事も金銭が得られるから請け負っているだけであって、良心からの行為ではありません。

弱みを知られたら、そこに執拗につけ込んで来るのが彼らの手口です。

くれぐれも暴力団に何かを依頼することは止めておきましょう。

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