2021/11/112022/02/08Q&A

ヤクザ、暴力団員に良い人はいるのか?|実際に聞いてみた

「あの人はヤクザだけど良い人だ」

「暴力団にいい人なんているわけない」

テレビドラマや任侠映画では、男としての筋を通すために命をかけたり、「カタギには迷惑をかけるな」など聖人君子のような行動を魅せる作品もあります。

実際には、本当にそのような人が多数を占めるのでしょうか?

元ヤクザに「いい人はいるのか?」について取材を行いました。

 

結論

取材を行った第一声が以下の通りでした。

元ヤクザ

良い人なんているわけない。
逆に良いことをしているようではヤクザは務まらない。

数十人、数百人に及ぶ組員を抱えている組織があったとして、それぞれのシノギ(仕事・収入源)を聞いたり、教えたりすることはありません。

それはなぜか?

・奪われる。
・真似される。
・タカられる。

教えてしまうとそれを真似されたり、奪われたりして、自身の収入が減少してしまうからです。

中には「金を持っている」という情報があれば、身内でも構わず強盗に入り奪い取るような危険人物もいます。

ヤクザは警察に通報しないため報道されることは稀ですが、裏稼業の人間が裏稼業の人間をタタく(強盗する)事は業界ではよくある話です。

身内ですらも信じきれない環境が、そこに存在しています。

かつての組員が引退後の組長を襲撃することもある

暴力団組長は基本的に生涯現役で組のトップに君臨しています。
ただし、年齢を重ねれば状況によっては引退する時があります。

業界には社会保険など存在していないため、引退する場合はそれなりの蓄えを得てから引退します。
そうすると、銀行口座を持てない組長は現金でどこかに大量の金銭を保管することになりますが、、

タタキに入る元組員

引退して縁が切れた途端に組長を敵対視し、金の隠し場所に忍び込んで強盗するような元組員も存在しています。

組長は引退しており、犯人の目処はついていても報復も何もできず、ただ金だけを収奪されることになります。※現役時代に組員に金のありかが知られている

また、金銭だけでなく、引退した途端に恨みから組員に暴行されるケースもあります。
組員からすれば、代紋の無い組長など何も怖くはないのです。

もちろん、そのようなことをされるのは、その組長の現役時代の傍若無人ぶりに問題があったのかもしれませんが、擬似親子といえども「昨日の身内が今日の敵」になることも珍しい話ではありません。

暴力団業界とは「弱肉強食を体現化した世界」なのです。

業界は暴力と違法行為で成り立っている

ヤクザというのは「懲役覚悟で法を恐れない」からこそ成り立っている商売です。

それぞれが得る収益は何らかの違法行為であったり、騙して得られたものであって、真っ当に稼ぎあげられたものの割合は多くはありません。

良い人が「人生の退廃が始まる」とわかっている薬物を取り扱えるでしょうか。

彼らの収益のほとんどが、詐欺・恐喝・強要・暴力行為・違法薬物が関連されたもので構成されています。

シノギがあげられないと、、

上納金が滞ってしまい除籍や破門になるケースが増加しています。

状況次第ですが、会費が支払えない場合は凄惨なヤキが待っています。

いくら金が用意できないからといっても、躊躇なく人を暴行できる人は普通とはいえないでしょう。

離婚やDVは当たり前の環境

暴力団員の離婚率は高く、DV、育児放棄、虐待が常態化しているケースも多いようです。

収入が安定せず、暴力や薬物を日常的に取り扱っている人間が「良い家庭を築く」事は不可能に近いのが実情です。

暴排条例から10年 社会から断絶された「ヤクザの子どもたち」の知られざる現実https://dot.asahi.com/dot/2021111200065.html?page=1

元ヤクザ

業界の離婚率はかなり高い。
そして、もともと親の愛情を知らない人も多いので、上手く家庭を築くことは根本的に難しいように思う。
ヤクザが子供・女性に優しいとかは幻想。そんな優しい青年ならヤクザになるはずがないし、できるはずもない。

救われている人もいるかもしれない

良い人は存在しないかもしれませんが、業界が人材を救済している事実はあります。

もともと暴力団に入るような人は普通の環境で育っていません。

家庭内の環境が破綻していることで、少年時代から手がつけられないほど荒れ狂い、物心ついたときから騙し合いのような人生を歩んできた人も少なくありません。

そのような人物が暴力団に入ることで秩序を守ることを覚え、人として成長することもまれにあります。

また、暴力団が存在することで「裏の世界」に一定の秩序が発生し、凶悪な犯罪を食い止めている側面もあるという人もいます。

元ヤクザ

DVやいじめの被害者だったり、親がいなかったり、ヤクザというのはある意味で弱者の集まり。
疑似家族制度によって、温かみのある家族愛を初めて感じた人もいる。
この業界に入ったことによって救われた人もいます。

まとめ

裏稼業を生業にしている人間が「良い人」というのは、根本的に矛盾しています。

業界の存在がある意味で人を助けている側面もあります。

ただ、結論としてはヤクザには良い人はいません。

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