一般人がまず接することのない「ヤクザ・暴力団」
接することがないだけに、彼らがどのような生き方をして、どの様に行動しているのかを知っている人は少数でしょう。
職業データベースでは元ヤクザとして活動していた人や各種情報誌をもとに様々な疑問を調査しました。
都市伝説にも近いような疑問のQ&Aを紹介します。
暴力団専属の殺し屋は存在しているのか?
テレビやドラマのイメージから暴力団では「殺し」が日常的に行われているかのような印象がありますが、専属の殺し屋は存在していません。
人気漫画「ゴルゴ13」のような殺し屋は存在しないと考えて良いでしょう。
都市部では監視カメラが張り巡らされ、コンビニの前を通るだけでも防犯カメラに姿が録画されます。
ヤクザ関係者であれば警察に人物情報がデータ化されているため、映像からすぐに発覚して逮捕されてしまいます。
存在しない証明はできませんが、日本で連続して逮捕されずに殺人を行うことは物理的に不可能といえます。
流石にない。漫画の見過ぎ。
殺人なんてヤクザでも滅多にあることじゃない。
ヤクザはモテるのか?
何を基準に「モテる」とするかは難しいのですが、ヤクザは間違いなくモテます。
理由は不明ですが、危険な香りがする男性は女性にとっては魅力的に映るようで、女性には不自由していないヤクザが多いようです。
収入の少ない下っ端時代は、どんなヤクザも多かれ少なかれ交際女性に助けてもらうことがあるというのもその理由の一つかもしれません。
ヤクザとして生き残っていくのと同時に、女性を口説く能力も向上していくのでしょう。
愛人はいるのか
鈴木智彦著ヤクザ1000人に会いました!には多様な統計データが掲載されていますが、「特定の愛人はいますか?」という興味深い統計がありました。
0人 | 7人 | 3.4% |
1人 | 15人 | 7.2% |
2人 | 44人 | 21.3% |
3人 | 45人 | 21.7% |
4人 | 27人 | 13.0% |
5~9人 | 18人 | 8.7% |
10人以上 | 12人 | 5.8% |
特定の相手はあえて持たない | 16人 | 7.7% |
女性に興味がない | 9人 | 4.4% |
無回答 | 14人 | 6.8% |
約90%程度のヤクザが本妻の他に愛人を囲っている結果となりました。
一般人であれば愛人は存在すらない事が通常ですが、一端の極道ともなると2人、3人は当たり前に愛人がいるようです。
中には10人以上と回答している人もいて、ヤクザの「色の強さ」がわかるデータとなっています。
ヤクザは喧嘩が強いのか?
一般人と比較すると間違いなく強い部類に入るでしょう。
そもそも一般人で人に暴行を加えたことがある人は殆どいないはずです。
若い組員には格闘技をしている人も多いですが、それ以外の人はただ戦いに慣れているという程度で、格闘家のような強さを持っている訳ではありません。
格闘家と闘えば間違いなく負けてしまうでしょう。
中学生ではないので、ヤクザが素手で1対1で喧嘩をすることは無いです。
「ヤキ」といって、下手を打った人間に一方的に暴行するくらい。
芸能界・吉本興業(よしもと)とヤクザの関係は?
吉本興行とヤクザは関係があるのか?
全く不明ですが、現在ではコンプライアンス意識が強烈になっていることもあり、つながりは無いと思われます。
ただし、かつてはどこの芸能事務所も暴力団とのつながりがあり、興行の手伝いやチケット販売を依頼していたこともあったようです。
よしもとに関しては詳しくは知らない。
ただ、昭和の時代は芸能とヤクザ・暴力団の結びつきは強かったようです。
組長の誕生会に大物演歌歌手が歌いに来ることもよくある話でした。
暴力団事務所には拳銃や日本刀あるのか?
かつては事務所に拳銃を隠し持っている時代もありましたが、現在では事務所に銃刀法違反になるようなものは一切置いていません。
警察のガサ入れがいつ入るかわからない事務所に危険物を置くことはありません。
仮に事務所からピストルが発見された場合、組員はまとめて懲役送りになる可能性もあり、下手をすると組織自体が壊滅する恐れさえあります。
度胸試しの若者が事務所に殴り込みに来ることはあるのか?
怖いもの見たさなのか、中学生や高校生、酔っぱらい、ヤンキーが暴力団事務所を襲撃に来ることもあります。
これはヤクザあるあるのようで、「年に何回かは意味不明な訪問客が現れる」とか。
いちいち相手をしても面倒になるだけなので、追い返すのが鉄則のようです。
車に傷をつけられたり、ピンポンダッシュ、爆竹を投げ込まれたりという小さないたずらは日常茶飯事とのこと。
夏になると多くなる。
喧嘩なんかいちいちしてられません。
ヤクザの女、愛人の特徴
ヤクザの彼女や愛人は、スナックであったり、クラブのホステスであったり、お水系の仕事をしている人が多い傾向にあります。
知り合う場所がそのような飲み屋が中心になるからだと思われます。
ごく普通の人というのはやはり少ないようです。