【指定暴力団一覧】日本にある主要な暴力団

2019年時点での組長や事務所所在地など、日本に存在している主要な暴力団、指定暴力団の一覧を掲載しています。

暴力団一覧

指定暴力団とは

指定暴力団とは犯罪歴がある組員が一定以上いるなどの条件を満たす、都道府県の公安委員会が指定した暴力団のこと。

簡単に言えば、国・都道府県が認定した「暴力団」です。

指定があることで、一般人であれば合法な事も、暴力団員に対しては制限や逮捕ができるようになります。

指定暴力団以外にも暴力団は存在していますが、全暴力団構成員数（約15600人）に占める指定暴力団構成員数（約15000人）の比率は96.2％と、ほぼ全てのヤクザが指定団体に所属しています。
※2019年

日本最大の暴力団

日本最大の暴力団は兵庫県神戸市に本拠地を置く、「6代目山口組」です。

2015年に6代目山口組が神戸山口組、絆會（任侠山口組）と3団体に分裂する前は8000人以上の構成員を抱え、圧倒的な地位を築き上げていました。

第2グループとして、東京に本拠地を置く住吉会と稲川会があります。
ともに構成員数は2000人～3000人程度で、古くから東京での確固たる地盤を築き上げています。

一番規模の小さい指定暴力団は、大阪府の西成に本拠を置く構成員数約30人の「九代目酒梅組」

構成員が1000人を超える暴力団は山口組系、住吉会、稲川会のみで、その他の暴力団は数十人から数百人規模の小さな所がほとんどです。

どうして都市部や関西にヤクザは多いのか

ヤクザの飯のタネはトラブルや利権です。
人が多いほど、トラブルや利権も多くなるため、都市部にヤクザが集中する結果になっています。

対極の職業ですが、同様の意味で弁護士も東京や大阪に集中しています。

関西以西になぜ暴力団が多い

経済規模で言えば、関東に集中するのが自然なはずですが、指定暴力団の多くが大阪や愛知、福岡など関西以西に本拠を置いています。

関東、東京は江戸時代から発展した新しい地域で、かつては大阪以西の方が栄えており港の利権などが多く、そこで地盤を築き定着した結果が現在の形になったようです。

ただ、現在ではどの暴力団も旨味の多い（経済規模の大きい）東京に何らかの拠点をおいて活動しています。