ヤクザの髪型やファッションなど身なりに関して取材を行いました。
現在でも昭和ヤクザのような威嚇臭の強い格好をしている人もいますが、基本的には一般人と変わらない身なりで生活をしている人がほとんどです。
暴対法が強力に作用している現在、注目を浴びる事はデメリットにしかならず、派手な服装・髪型は避ける傾向にあるようです。
組で身なりに関する決まりはあるのか
基本的に正装が必要な時にスーツを体裁よく着こなすくらいで、普段の服装について決まり事はありません。
そもそもアウトローの集まりですから、服装には無頓着で普段着はジャージという人も多い。
ヤクザの髪型はどんなのが多い?
髪型に決まりはありませんが、厳つく男らしく見える短髪がやくざの髪型の基本形です。
令和の現在でもパンチパーマで頑張っている人もいますが、かなりの少数。
動画を見れば、山口組と言えども普通の髪型の人が多いことがわかります。
若手は普通のヘアスタイル
若いヤクザほど普通のヘアスタイルとファッションを身にまとっています。
昭和の時代なら若手でも威厳をつけるために、パンチパーマや坊主にする人もいましたが、現在では普通の「おしゃれなお兄さん」といった雰囲気の人がほとんど。
かつて流行していた「威嚇のために剃り込みを入れる」ような人は皆無です。
ヤクザのファッションはどんなのが多い?
ファッション・服装について
6代目山口組 若頭 高山清司さんが刑務所から出所・帰還した際に着用していた服は米国の名家・ケネディ一族が愛用したことで知られる最高級ブランド「ベルルッティ」の上着とシャツで総額90万円だったそうです。
流石は日本最大暴力団のNO.2といったところでしょうか。
ファッションに関しては偉くなるほど高級ブランドを好む傾向はありますが、かつてのような威嚇臭の強い原色全開の服装をする人はほとんどいません。
直参と呼ばれる大親分クラスになると、イタリアンブランドで身を固めていたり、銀座のショップでスーツを仕立てています。
昭和時代、バブル時代は派手なヴェルサーチやアルマーニが人気になることもありました。
歳をとればファッションは落ち着きがでてきます。
地位が高い人ほど良い服を着ています。
若手のファッション
若いヤクザのファッションは一言で言えば「普通」です。
ブランドではルイ・ヴィトンやバレンシアガ、グッチなどハイブランドの人気が高いようです。※シノギ次第
現在ではひと目で「それ」とわかるような服装をしている人はほぼおらず、少し「やんちゃそうな」印象を与える程度。
単純にファッションの志向がかつてとは異なってきているということもありますが、目立つ格好をして職務質問など「面倒なトラブル」に合わないようにという意味もあります。
周りを威嚇するようなファッションは現在のヤクザには百害あって一利なしの状況になってきています。